最近
石原慎太郎がテレビに出てたね。政治のことはよく知らないけど、まあ賢い人たちはがんばってくれ
石原慎太郎、昔結構よんでて、太陽の季節とか、化石の森なんかがすごい好きだった。後、北壁とか、銃乱射事件のやつとか。
別に肩を持つわけじゃないしこの人が何したかとかは知らないから置いといて、ブレブレの老害ジジイっていう世間のこの人評は的外れもいいとこだとは思う。
最近、俺の好きな漫画家の小路啓之(去年死んだ)の遺作が3つ出たから買った。
この人のマンガでは、メタラブっていう、他人の望みが読めるサイキック主人公のマンガが1番好き。俺も結構、(ハイハイ、これがお望みだろ!)っていうタイプだから。
女ならいいけど、男でこれがお望みだろ!待ちのやつは無性に腹立つよね。
あとはかげふみさんていう短編とか好きだった。
この人のマンガはだいたい変わった男女とか親子が出てきて、死ぬとか殺すとか不穏なことをやったあと、ハッピーエンドになるワンパターンなんだけど、毎作品どれもちゃんとテーマとかあって、飽きない。
関係ないけど俺の1番好きな漫画家はダントツで楳図かずお。俺は好きな漫画家の漫画はかなり無理しても全部揃えるタイプだけど、楳図かずおは一部しか読んだことないし、その中でも別に好きじゃない漫画とかいっぱいある。でも、楳図かずおの場合は、マンガの魅力が理解できないと、「このマンガクソだな!」ってなるよりも、「このマンガの魅力が理解できないとは、俺の感受性とか人生経験が足りないな。」ってなる。
ロシアの自殺ゲームとスタローンのコブラ
サイコとかアライブとか、フルヤウサマルのマンガとか、10年前のセンスだ。モンスターのアニメも10年前か。
https://t.co/zDd1RdYz96
今の繊細なキッズはこんなのを聞けるのか。日本の10年前は、シンスケファミリーとか湘南乃風だったね。このMVはお馴染みのテクニックばっかなのにみてて飽きないわ。センスいいなー。
ところが、訳のわからん狂信者みたいのがワラワラ出てくるスタローンのハイセンス映画コブラは30年くらい前。やはりスタローンは一味違うね。
スタローンのコブラ、犯罪者の人権とか、いつもの謎のメッセージ性を盛り込みつつ、ダーティハリーを見て羨ましいと思ったスタローンが、スタローンの考えるハードボイルドなはぐれ刑事を演じてるんだけど、とにかくズレてる。例えば自宅でグラサンに指だし革グローブを付けたままピザを食ったりとか。
ダーティハリーが最初に「パンク野郎!運試しをしろ!」みたいな事をいって犯人を殺すシーンは格好いいけど、それを思いっきりパクってるコブラの冒頭は人質をほとんど無視して犯人を撃ち殺した後、マスコミに非難されると、「こいつに言え」と言って被害者の遺体袋のジッパーを開けて遺体を晒し者にする。
スタローン、ランボーとロッキーの1とファイナルでスケートリンクの跡地に行くところ、コップランド、辺りは本当に掛け値なしで面白い。後の作品は色んなジャンルに展開されるけど、全部馬鹿馬鹿しくて笑える。
1番バカげたのが多いのはSF。普通SFってディックみたいな一味違う発想力のある人とか理系のめちゃくちゃ賢い人が作る物なのに、スタローンが作ると本当に馬鹿げてる。
俺はアメコミ映画は嫌いだけど、スタローンのジャッジ・ドレッドはヤバくて、アメコミヒーローなのに結局スタローンは素顔にタンクトップで殴り合う。デモリション・マンはコントショーみたいな世界設定。
デモリション・マンとかロッキー4とかで、映画の最後にスタローンが作品のメッセージを一言にまとめる手法は、今までの2時間を返してくれ。と思う。
日本のSFについて語って、俺が別に好きじゃない安部公房とか藤子不二雄の短編に難癖を付けて昨日競馬で負けたストレスを霧散させようと思ったけど、今日は機嫌がいいから勘弁してやる。
カープダメ外人
今年も、カープの新外人が節分のキャンペーンをした。
http://www.nikkansports.com/m/baseball/news/1773917_m.html
節分のキャンペーンで印象深いのは、一昨年来日して、恵方巻を食ってマウンドでズッコけただけで退団したザカースキとかいうデブ。
カープのダメ外人は、中日みたいにそこらへんの兄ちゃんとかをメジャーリーガーの親戚ってだけで連れてきたり、100マイル投げれるって自称してるくせに130キロしかでなかったり、入団テストの日にサトウキビ畑をかき分けて登場したり、インパクトのあるやつは少ない。
でもたまにアクの強いやつが来て、ああこいつは絶対ダメだと思わせて、案の定ダメ。でも巨人にいたフランシスコみたいに態度がダメって訳じゃなくて、人格者揃い。だから周囲は期待するんだけど、一切それに答えない。
シーボル?だかは人格に惚れたノムケンがアメリカから連れてきて、1本でもヒット打つとベンチでノムケンがすごい嬉しそうにしてた。
個人的に近年最高はフェルナンデスっていうデブ
見るからに外れ。しかもナックルボーラー。
ナックルボーラーだから制球とクイックに問題があるだろうと言われて(実際あった)、「1試合で27回牽制で殺したことがある」みたいなバレバレの嘘を付く。でも実際に牽制が上手くて、それをみんなに教えるもんだから、カープには横山、前田、今村辺り、牽制が上手い選手が多い。牽制が上手い人は得てして、遅い牽制と速い牽制を使い分けるけど、カープの選手は速い牽制とちょっと速い牽制を使い分ける。
フェルナンデスも人柄はよかったし、最近問題視されたロペス?だっけ?グスマン?ですら、試合後に早めに帰るだけ。それでボロクソに言われて可哀想だった。
家族が見に来てるのに屈辱的な起用を強いられたサファテとか、4年4000万の契約でコキ使われたロザリオとか、古くはパスポートを球団に取り上げられたチェコとか、カープの場合使う側に問題がある場合が多い。
今年きた新外人二人は活躍するだろうか。投手は保険で、野手はフォーク投げられたら扇風機になりそうだけど。
WBC大谷でねーのかよつまんな
アメリカで1984が売れてる
というニュースを見た。新しい大統領に失望してのことらしい。政治的なことは全く興味がないから、それはどうでもいいんだけど、国の未来に絶望して1984を買うって、すごい馬鹿っぽい。
知人は、19歳の頃好きな女の子ができて、口説くためにコンビニの本棚に外付けされてるラックに置いてあるような恋愛教本を買って馬鹿にされてたんだけど、それを思い出した。
ああいう本、コンビニでバイトしてた先輩がためしに読んだら、「一対一で家に上げてくれる女はヤれる」とか書いてあるらしい。笑える。
キン肉マンでも、アメリカの超人はジェロニモとかペンタゴンとかスペシャルマンしかいないし、アメリカはダメだな。
そもそも、最後の最後でカープのなめたCM(https://youtu.be/A4FgZNPp0fA)を連想してしまうから、1984は好きじゃない。
素晴らしい新世界は好きだけど、ジョン?だっけ?シェイクスピア好きな野生児が鞭でケツを叩き出したら、俺もゲラゲラ馬鹿にするだろう。
今日は政治のツイートをしたけど、政治に関してなんか思うことがあって行動するのはいいけど、それを他人に言う人は、「私の考えは正しいからあなたも従いなさい。」っていうニュアンスを感じるから嫌だ。選挙なんて、投票に行く人が少なければ少ないほど有利になるのに。そういうのがあったから、去年か一昨年流行ったアクシズみたいな名前のデモ学生のことも悪くは言わなかった。と、思う。たしか。
石原慎太郎の小説とか、役者の窪塚が好きなんだけど、政治的な活動してる人だから大声で好きって言い辛いよね。
以前、選挙は勝ち馬投票しかしてない。とツイートしたら、アニメキャラクターがアイコンの知らない人が、期日前投票の存在と「選挙に行かない馬鹿は、放射線中毒になって徴兵令で戦場の最前線に召還されて、家に米軍ヘリが墜落して病気になって保険が効かなくても何一つ文句は言えない。」というようなことを教えてくれたんだけど、選挙に行かないだけでそんな踏んだり蹴ったりな目に会った日には、愚痴の1つでも聞いて欲しくなるだろう。
田崎健太 球童 伊良部秀輝伝
ジャーナリストの人が伊良部の生い立ちとか晩年を書いたノンフィクション。
そもそも歴史物以外のノンフィクションが好きじゃなくて、自伝は、居酒屋とか美容院とかITの社長みたいな、ワンピースタイプのコンプレックスまみれの奴の虚勢っていう印象が強い。ショボい奴が書いた男道とか遺書みたいな。他伝は、それに心酔する信者の布教、ノンフィクションは、抑揚とかヤマナシオチナシの読み物、っていう偏見がある。
ノンフィクションじゃなくても、読書自体、かける時間と得る情報量の折り合いが付かないから、読者よりもエロ動画を見る方が好き。でも、エロ動画を四六時中見てるわけにもいかないから、エロ動画を見てない間の時間潰しの一種に本を読むこともある。という程度。
話は戻るけど、伊良部は、飲み屋で大暴れしたり、記者にボールぶん投げたり、手の付けられないトラブルメーカーな一面があって、この本を読むときも伊良部のオモシロ武勇伝でも書いてあるかもと思って買ったんだけど、意外にもシリアスで、示唆に富んでるというか、奥深い内容だった。
大きく3部分かれ、筆者が生前の伊良部にしたインタビューの回顧である序章、筆者が生き別れた父親や親類と会話をする10章と最後のあとがきは一人称で、その他は出来事の羅列と関係者談の三人称で構成される。
序章では、伊良部へのインタビューから、理知的な人柄の反面に理性で抑え切れない粗暴さを隠している人格、出生や父親の話になると本心を隠すための嘘を付くナイーブな側面、引退後のアメリカでの生活に退屈しているエピソードを紹介して、本章である事実の羅列とインタビューからそれらを紐解き、自殺という結末に結び付けている。
ジャーナリストである筆者は、序章から10章までは形式的には事実の羅列や伊良部に対して辛辣な評価をするものの、事実の側面的な書き方は伊良部に対する同調を誘うもので、あとがきでの文章は完全に同情を誘うものだが、それが巧妙で、インタビュー記事の集まりというよりは、小説的の様な読者の心理の誘導がある。
エピソードとして面白かったのは、晩年をアメリカで過ごした伊良部の故郷の話と、生涯人に語らなかった父親の話。山場の1つである、ヤンキースへの移籍の一悶着の真相の暴露は、あまりにも単面的な事実しか書かれていなくて、眉唾物。
米軍基地のあった沖縄のコザで、米兵と日本人の間に生まれた伊良部は、生き別れた父親を探すために、得意な野球を使って渡米することを幼少から誓っていた。そして紆余曲折を経て、念願通り父親の贔屓球団であったヤンキースに入団し、試合を見ていた父親と再会するも、戦争のPTSDとアルコール中毒で精神を蝕まれていた父親は、母子を見失った理由を説明できず、感動の対面とはならなかった。しかし不本意だったとはいえ目標を達成した伊良部は、メジャーリーガーとして燃え尽きてしまう。
沖縄→東京→兵庫→香川→千葉→ニューヨーク→モントリオール→テキサス→兵庫→ロサンゼルス→高知と渡り歩き、引退後もアメリカに在住した伊良部は、故郷に帰ることを切望するも、アメリカ人の父を持ち、関西弁を使い続け、うどん屋を開業し、オフには香川の寺に通い続けた彼には帰るべき故郷がどこなのかわからない。
ピンストライプのユニフォームを着て、マウンド上でガムを脹らませる本著の表紙の写真は、所属球団と揉め、野次を飛ばす客に唾を吐き、記者に暴力を振るうトラブルメーカーとしての伊良部を象徴するのか、またはマンチャイルド(身体は大人だが精神は子ども)と呼ばれる様に、お菓子のガムを脹らませる拗ねた子どもの様な側面を持つ伊良部を象徴するのか、球童というタイトルも面白い。
面白かったけど、長々と書く程ではなかったもの。
螺旋じかけの海(漫画)
重力が衰えるとき(小説)
沈黙(実写劇場版)
変わったデートスポット格付け
1月某日、旧友との飲み会。実際に行ったことのある、変わったデートスポットの話で盛り上がる。
イカス男は、「○○が好きだから△△に連れてった。」といった様に、ユニークなデートスポットを理性的にチョイスしてる反面、ダメなやつはとことんダメなデートをしていたことが忘れられず、当時のその場の反応と俺の独断でダメなデートスポットの格付けをした。
ユニークさより、意外性と誰も得しない感じを評価対象とし、以下に格付けを載せる。
※施設自体の評価ではなく、そこに行くに至った過程や、エスコートすべき側の不備を評価しています。
ランクE 拷問博物館 寄生虫博物館
寸評。どちらも友人A。知名度が高く、意外性がない上に、目黒とお茶の水という立地のよさから、その気になれば簡単にリカバリーできる点が減点対象。全然ダメではないというか、論ずるに値しない。
ランクD まぼろし博覧会 秘宝館
寸評。それぞれ友人Bと俺。どちらも知名度があり、意外性はないが異性を楽しませようという気概がある点、飲み会のメンツの普通に行きたそうだった反応で減点。
(秘宝館には、ゴジラ松井のサインが飾ってあった。野球での偉業で国民栄誉賞とか貰ってるけど、そういえばスポーツ新聞の記者とAVの話をしたり、ブラックジョークを言っても反感を買われない様な人柄がよくてユーモアも抜群にある人だった。)
C ポケモンGOのために半日歩かせる 南極探査船
寸評。それぞれ友人Dと俺、友人Dは飲み会にいなかった上に意外性もないが、ポケモンGOのためだけに、ポケモンにさほど興味のない異性を半日歩かせた上、終電と同時に外出できるホテルにチェックインし、深夜にまたポケモンを探しに行くという、異性をポケモンGOを引き立てる課金アイテムか何かと捉えている点を高く評価。南極探査船は、すぐ近くに大きな水族館、日本一のプラネタリウム、足を伸ばせば竹島等もある中、敢えて雰囲気の違う南極探査船に乗り込んだスピリッツを評価して欲しい。
B 町田ダリア園
寸評。手前味噌ながら、ある友人の同僚はひまわり園で何度もデートしていて、女性には非常に評価が高いが、俺の行ったダリア園はとことん不評だった。ダリア園で撮った写真はどれも寂れた住宅街と萎れたダリア、曇った空が映っているのみで、決して有意義な一日になったとは言えない事が容易に想像できる点、1ヶ月後に懲りずに行った日曜大工センターで、椅子に座ってずっと競馬をやっていたら案の定フラれた点を評価したい。
A 砲台 逓信博物館
寸評。どちらも友人C。「兵器とかに興味ないけどなんか見えたから予定を全部変更して砲台に行った。」「道端にあった逓信博物館とかいうとこで半日ファミコンのゲームをやった。」という本人のコメントからもわかるように、絶対に盛り上がらない施設に敢えて突撃し、無事盛り上がらなかったという。意外性、無為さ共に最高の評価。
SSS牛丼太郎
寸評。友人C。現在は倒産している牛丼太郎は俺らにとっては思い出のあるファストフードショップであり、一時期、友人らと「牛丼太郎が潰れたのは○年前だから、190円の納豆丼が好きだったと言えば○年前からの根っからのシティボーイを気取れる。」「いまやってる後継店は東大の近くにしかないから、東大とコネクションを持つ大物を気取れる。」などのクチコミを広めることで、牛丼太郎を復活させる世論を形成していたが、この世の中で友人Cだけがそれに騙され、あろうことか異性を連れ立ってディナーに行ったという。その情景を想像するだけで、ゲラゲラ笑える。
総評。上位ランナーに共通することは、どれも下調べや計画性の欠如、施設の魅力を楽しめない状況や相性の悪さである。上位ランクを目指すならば、以上の要点を抑えた上で、天を味方に付け、偶然謎の施設に辿り着く必要があるため、「なんか見えたから」「道端にあったから」という、研ぎ澄まされた感性を要求される。
この記事を読んでいる人で、変わったデートをしたことがある人がいたら、一報願う。